バイオエナジー水は海苔養殖にも大きな効果を期待できます。(海の農業・水産)

 

 日本人の食文化お寿司の海苔が、海の汚染で危機にひんしています。有明の海で篠塚さんがエナジー水で高品質の海苔を生産しています。

 諫早湾干拓事業が始まってからは、水質の悪化はひどくなるばかりだそうです。先日も淡路島の海苔養殖が海の汚染により減産に追い込まれ、その対策としてため池の泥水を海へ流し込むという情報を目にしました。

 ため池の泥水は微生物分解で落ち葉が扶養化しているので、その沈殿泥水を海へ流し込んで海を浄化するのだと言うことのようです。小川から川へ、川から海へ、究極の複合発酵技術なら海さえも浄化できるのです。

 

有明の篠さん海苔養殖日記

柳田 様      19/01/01

 

 

 いつもいつも、ありがとうございます。

 

おかげさまで、今季も特にエナジー水のパワーが際立っています。

 

長引いた残暑の中での種付けから育苗でしたが、海苔芽の生育状況は良好だったこともあり、近年の難しい秋海苔生産も、まずまずの生産に結びついています。

 

壊れてしまっている有明海の環境の中で、自然界の力だけでは到底、生産には結びつきにくい状況ですが、エナジー水を使いながら、じっくりと育て上げることができて、ホッとしています。

 

年明けからは海況も安定してくることで、新たに冷凍網も張り込んでの、本格生産に向けての体制を整えたいと考えていますので、来る年もよろしくお願いいたします。

 

柳田さんも、良い年をお迎えください。

 

 

 

柳田 様  18年1月25日

 

いつもいつもありがとうございます。

 

日本列島を大寒波のようで、島原も強い北寄りの季節風の中、冷え込んでいます。

 

海苔の生産の方も、この寒さでぼちぼちといったところですが、それでも今季は、寒波がタイミングよく来ることで、未だに秋芽海苔の生産ができています。

 

また、例年であればこの時期になると、後期の生産に向けて、順次張り替えて行くのですが、エナジー水効果で海苔芽の寿命が延びていることもあり、しばらくは部分的な張り替え作業になりそうです。

 

今季は、寒波の影響もありシケが多く、思うように作業ができませんが、可能な限りエナジー水を使っていきたいと思っています。

 

つきましては、エナジー水5ケースをお願いいたします。

 

島原 篠塚

 

 

 

柳田 様 17年10月30日

 

ご無沙汰しております。

 

秋の深まりとともに、20日より平成29年度の海苔養殖が始まりましたが、海苔網を張り込んでから二週続けての台風の風雨と波浪で、例年のような管理ができずにいます。

 

台風の大波により、支柱ポールの一部が抜けたりと被害が出ていますが、なんとか海苔網は守れたものの、波浪と天候不順で初期段階での海苔網の干出がうまくできなかったことが気がかりです。

 

ただ、今季は例年より冷え込みが早く、水温低下とともに海苔芽の活力も高まってくるかと思っています。

 

これから来年の4月上旬まで、体力勝負になります。

 

 

 

島原   篠塚

 

 

バイオエナジー水とともに

 

 

 

1.バイオエナジー水との出会い

 

私は、長崎県島原市の有明海で海苔養殖を営む漁民です。

 

 最近では、地球温暖化、大気汚染などについて様々な環境問題が心配されていますが、私が海苔の養殖をしている有明海では、更に諫早湾干拓の調整池からの排水の影響が加わり、排水の汚れが海苔網に付着して養殖している海苔が芽流れを起こすなど、海苔の生育不良が年々拡大して海苔の生産が不安定になってきています。

  自然界には本来、環境の変化に対応して適応する力があるのですが、有明海では特に諫早湾干拓事業が始まってからは、水質の悪化を浄化する微生物をはじめとする底生生物などの生態系のバランスが崩れたことで有明海の環境が悪化し、このことが海苔の生育不良につながっているのではないかと考えています。

 

 海苔養殖において通常は、海苔網に付着した汚れを除去する方法として、陽に干したり、ポンプで洗い流したり、専用の薬品に浸漬したりと様々ありますが、汚れがひどくなるとこのような方法も効果がないばかりか海苔芽が弱って生育不良になるなど、もはやこれまでの技術では海苔を育てるのは難しいかなと思うようになりました。

 

 そんな中、インターネットで何かヒントになるものはないかと農業分野の記事を検索している時だったかどうかはあまり記憶に覚えていないのですが、自然農法とか微生物農法、EMなど様々な記事を見ているうちに偶然にも「柳田ファーム」のバイオ・エナジー水を見つけたのです。

 

 最初「奇跡の水」とは何だろうと柳田さんの書かれた記事や体験談全てを読みました。

 

通常、人の健康における健康食品やサプリ、農業における植物活性剤など一般的に市販されている商品については、あらゆるメディアでそのものの効果を絶大に宣伝していますが、正直なところ本当だろうかという半信半疑のものばかりだなあと思っていました。

 

そんな中、柳田さんの記事や体験談については自然に自分の心の中に「スッ」と溶け込む感じで入ってきました。その時、この「奇跡の水」は本物かもしれないと瞬間的に思いました。2009年6月頃のことです…

 

 

 2.バイオエナジー水の効果を実感

  最初にエナジー水の効果を実感したのは、たまたま切り花を貰ってきていたものを花瓶に挿していた時に、花瓶の水にエナジー水を定期的に数滴ずつ添加してみたところ、水が腐敗などで濁らなく、また花が最初挿した時と同じように活き活きし続け、この水はすごいと思ったわけです。

 

 またちょうどその頃、野菜苗をいただいていたこともありホームセンターからも苗を買い足して、小さな家庭菜園を始めたばかりでした。

 

 その時の苗はきゅうりだったのですが、たまたま隣の家も同じきゅうりをすでに植えてあって、隣の苗は小さな実もすでに実るほど成長が進んでいました。

 

  苗を植えてからエナジー水がごく少量入っている水を定期的に撒いていたところ、ぐんぐんと生長し始め隣の苗木よりも丈夫で、更に実が生り始めてからは面白いように次々と生って、やはりエナジー水の効果を改めて実感しました。

 そこで海苔の養殖にも何とか応用できる方法を考えれば、何とか生産も続けられるのではないかと思いました。

 

 . 海苔養殖への応用

 

海苔養殖は、10月中旬頃に海苔の種を海に張り込んだ専用の網に付着させ、約1か月間その海苔芽を育苗して生産ができるようになります。

 

 各地の海苔漁場では、通常1枚の海苔網から4~5回ほど生産した後、海苔の品質を保つために陸に引き揚げ、替りに冷凍保存していた後期生産用の海苔網に張り替えて海苔の色が落ちるまで生産を続けます。

 

また養殖期間中は、海苔芽が病害などで生産できなくなることもあり、予備網としても冷凍保存した海苔網が必要です。

 

 ところが、私が海苔を養殖する漁場は他所と同じようにして張り替えた場合、冷凍した海苔網がうまく生長ができず生産に結び付かないことも多々あり、最近では秋に張り込んだ海苔網をできる限り生産をする方法をとっています。

 

 更にここ数年、漁場環境の悪化から海苔の種を付けた後、海苔芽が生産できるようになる前に生長していた海苔芽が網から脱落してまったく生産ができない現象が拡大してきていました。

 

それでなくても、たとえ上手く生産ができるようになっても、陸上の農業と同じく病害などの障害が出るために何らかの方法で予防や除去をしなければなりません。

 

そこで海苔養殖でのバイオエナジー水の応用で海苔芽が脱落するのを防ぐ効果や海苔生産において、海苔の生長が進んだり病害にかかりにくくなるのではないかと考えました。

 

  そこで先ず、海苔の種を海に入れる前に2日ほどエナジー水を添加した海水に付け込むことで、海苔の種に活力が付き種の付着が1日ほど早くなったように思います。

  また、海苔の種が網に付着してから定期的にエナジー水にくぐらせることで、海苔芽が元気になり脱落も少なくなったようです。

 

  海苔は、網に種が付着してから約35日前後で収穫ができるようになり、その後は七日から十日位の間隔で繰り返し生産ができます。

 

 ただ海面という区切りがない漁場において、多くの生産者が同時に海苔を養殖するわけですから必然的に海苔芽の生存競争になるわけで、ここでもいかに元気のよい海苔芽を育てるかで生産量が大きく変わってきます。

  この様な生産過程の中でも定期的にエナジー水に海苔芽をくぐらせることで、海苔芽に活力が付き生産量が増えることと病気にかかりにくいことを実感しています。

 

 4.エナジー水の更なる可能性

 

 私たちはこれまで普段の生活の中においても、日常的に「悪いもの、汚いもの」すべてを除去していいものだけを残すことにこだわりすぎたことで、逆に「いいもの」までも何らかの影響を与えていたと思います。

 

  結果、そのために私たちの食生活においても必要以上に薬品等に頼り過ぎることで、私たちが日常的に摂取する「食べ物」本来の持ち味を損ねているだけでなく、人間の健康への安全性においても信頼性が損なわれてしまっています。

 

  海苔養殖にエナジー水を活用して4年が経過し改めて思うことは、海産物、農産物問わず、その物の生体のバランスをとることで生命力が高まり成長がよくなったり病害に対する耐性が強くなったりしているのではないかと考えています。

 

  海苔養殖におきましても他の1次産業と同じく高齢化、儲からないことでの後継者難に加え諫早湾干拓の調整池からの排水による漁場環境の悪化などで生産が落ち込み廃業者が続出している状況です。

 

  このような状況の中において、今後海苔養殖における様々な作業シーンの中でこのエナジー水の効果を利用することで生産量を上げ、更には病害対策の費用を削減して生産効率を高めることで、なんとか海苔養殖を存続させたいと考えています。

 

4.これからの取り組み

 

海苔養殖は他の漁業とは形態が異なり、海苔芽を育てて収穫するいわば海の農業と言った方がよいのかもしれません。

 

 その為にエナジー水を利用することで安定した生産量を確保することが大事ですが、自分一人だけがよくなっても他の生産者も共によくならなければ意味がなく、ましてや同じ海域で養殖をする訳ですからなるべく病害の発生などない方が生産効率も高まります。

 

  海苔養殖は、海苔の生産のほかに、漁場における様々な共同作業や販売においても共同出荷、共同販売を共同で行うことにより成り立っています。

 

また最近では韓国や中国からの輸入海苔が年々増加しており、将来を考えた場合はある程度の養殖規模、生産者が存続できるように、更なる省力化や経費削減を行うとともに地域でエナジー水を取り入れた養殖などの取り組みをしていかなければならないと思っています。

 

  最後に、人が生きていくために欠かすことができない食の分野を担う日本の一次産業に携わる者の一人として、存続はもとより環境に配慮しつつ、より安心安全な海苔作りを目指していきたいと思っています。

 水産・海の農業をご覧ください。以下写真は有明の海苔養殖のスナップです。

 

1.種付けの時に新鮮な海水を沖に汲みに行きます

2.その海水に牡蠣殻についた海苔の種を入れ、そこにエナジー水を投入バケツ一杯

3.一晩つけこみます